感情に流されず、譜読みを丹念に推敲するラトル。克明なリズムにそれが現れている。

2006年ドイツ映画のサウンドトラック。ラトル＆ベルリン・フィルが音楽を担当して話題となった作品。

ラトルならではの地味ではあるが意味深い選曲と企画。土地、民族との関連性が音に。

並々ならぬ強い意欲がほとばしる、ラトルのキャリア初期を代表する傑作。

現代作品に対するラトルの秀でた才能がうかがえる1作。

ラトルが最重要と考えている第14番、見事なアンサンブルの第1番。渾身の1作である。

ラトル初のシューベルト作品。曲想を十二分に考慮した宇宙的広がりを見せる演奏。

抜群の歌手陣を揃えた、聴きどころ満載の《カルミナ・ブラーナ》。注目は第2部。

作曲者本来の意図を汲もうと努力するラトル。華やかさよりは精緻さを求めた独自の世界。

ボヘミアの詩人エルベンの詩集『民話の花束』を題材とした4作品集。透明感抜群の情趣。

ラトルを信頼しきっていたオーケストラと合唱団によるダイナミックなマーラー。

ラトル／ベルリン・フィルによる初のオペラ全曲録音。ザルツブルク音楽祭の興奮が蘇るベルリンでの演奏。