Southern Comfortサザン・コンフォート

Profile

マシューズ・サザン・コンフォートのフロント・マン、イアン・マシューズの独立に伴い、その残党によって1970年に結成されたグループで、その音楽性を決定付けていたのはレパートリーの大半にソングライターとしてクレジットされているマーク・グリフィスとカール・バーンウェル(共にギター、キーボード、ヴォーカルを担当)だが、セッション・ミュージシャンとしても高名なゴードン・ハントリー(ペダル・スティール・ギター)、元マーマレードのレイモンド・ダフィ(ドラムズ)、70年のソロ・アルバム『マジシャン』が一部で評価を受けているアンディ・レイ(ベース、ヴォーカル)と、総員とも個性と実力を兼ね備えたミュージシャンだった。

“イアン・マシューズのバック・バンド” という先入観も妨げになり、当時は華やかな活動とは無縁だったが、彼らが残した3枚のアルバムと一連のシングルは、現在ではマシューズ・サザン・コンフォートの諸作に優るとも劣らない評価を得ている。

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