The Mars Voltaザ・マーズ・ヴォルタ

Profile

アメリカはテキサス州、メキシコとアメリカの国境近くに存在する人種的にも文化的にもメキシコ色の強い街、エル・パソ出身の二人。
1994年アット・ザ・ドライヴ‐イン(ATDI)を結成し、2000年リリースされたメジャー・デビュー・アルバム『リレーションシップ・オブ・コマンド』は特に日本、ヨーロッパで高く評価された。しかし、2001年3月にたった2年足らずでATDIは解散してしまう。
2002年、バンドは二つに分かれ、かたや西のレーベル ドリームワークスからエモの真髄をいくSPARTAというバンドでデビュー。一方のマーズ・ヴォルタはジャンルというものを越え、独特な楽曲構成のもとにプログレッシヴを彷彿とさせる独自のサウンドを生み出すバンドとしてEPを発表。日本ツアーも果す。

その後、Universal/Motownとレーベル契約し、2003年デビュー・アルバム『ディラウズド・イン・ザ・コーマトリアム』を発表、プロデューサーがリック・ルービンであったことや、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのベーシスト、フリーがアルバムに参加していることなどでも話題を呼んだが、何よりもマーズ・ヴォルタの独特のサウンドは多くの音楽ファンを魅了していった。
2005年2月にはセカンド・アルバム『フランシス・ザ・ミュート』をリリース、全米チャート4位を獲得する。その後も同年11月に初のライヴ・アルバム『スキャブデイツ』を、2006年にはサード『アンピュテクチャー』(全米チャート9位)、2008年に4枚目『ゴリアテの混乱』(全米チャート3位)と、コンスタントに作品を発表し続け、その独特の世界観とエナジェティックなライヴ・パフォーマンスで圧倒的な支持を集めていく。
なお、この4作目に収録されている楽曲「ワックス・シムラクラ」は、2009年グラミー賞、ベスト・ハード・ロック・パフォーマンスを受賞。同年6月には5作目『八面体』を発表、全米チャート12位を記録。2011年にはSUMMER SONIC FESTIVAL出演のために来日公演を行っており、そこで2012年に発表される最新作からの楽曲も数多く披露していた。


オマー・ロドリゲス・ロペス 【ギター、プロデューサー】
セドリック・ビクスラー・ザヴァラ 【ヴォーカル】

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