Thibaut Garciaティボー・ガルシア
Discography
Bach Inspirations / バッハに捧げる(UHQCD)
Bach Inspirations / バッハに捧げる(UHQCD)
2018.10.10 発売¥3,080(税込)/WPCS-13795
【演奏】
ティボー・ガルシア(ギター)
エルザ・ドライジグ(ソプラノ)*M-5、M-12
Recording dates and venue: 23 - 26th March 2018, Salle des concerts de Arras, France
5th June 2018, Salle Colonne, Paris, France
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世界中から、我こそが天才とばかりに実に多くの若手ギタリストがデビューする。今世紀に入り、世界各地で、少なくとも数百人を越える国際コンクール優勝者を聴いてきた。そして今、ようやくひとつの偉大な才能ティボー・ガルシアに辿り着いたと感じている。
ティボー・ガルシアの演奏は、新時代を切り開く開拓者の精神を示す挑戦的なプログラム、それを難なく克服する技術、さらに試行錯誤を超越した天才的直感が結びついたところから生まれる「バランスの芸術」と呼べるだろう。
テクニックの見事さは言うに及ばず、端々まで行き届いたきめ細やかな音楽表現には感嘆するしかなく、さらにそこには大胆さも秘めている。
スペインの名曲を洗練された技術で洗い直した鮮烈なデビューアルバムに続いて、このセカンドアルバム「バッハに捧げる」では、バッハにまつわる様々な作品が収められているが、特に、長年に亘って封印されていたタンスマンのインベンション(バッハ讃歌)や最新のボグダノビッチ作品など、バッハを題材に見事なテーマ性と構成力でアルバムに奥行きを持たせている。そしてゲストを招いてのアヴェ・マリアやブラジル風のバッハなど、エンターテイナーとしての魅力も加味している。
ティボー・ガルシアは間違いなくクラシックギターを次のステップへと誘う存在である。
(福田進一/ギタリスト)
M-1 大聖堂 第1楽章:前奏曲(郷愁)
アグスティン・バリオス=マンゴレ
M-2 大聖堂 第2楽章:宗教的アンダンテ
アグスティン・バリオス=マンゴレ
M-3 大聖堂 第3楽章:荘重なアレグロ
アグスティン・バリオス=マンゴレ
M-4 シャコンヌ(無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番ニ短調第5曲)(トランスクリプション:ガルシア)
ヨハン・セバスティアン・バッハ
M-5 アヴェ・マリア(トランスクリプション:ガルシア)
シャルル・グノー
M-6 インヴェンションズ(バッハへのオマージュ) 第1曲:パスピエ(アレグロ・コン・モート)
アレクサンドル・タンスマン
M-7 インヴェンションズ(バッハへのオマージュ) 第2曲:サラバンド(レント・カンタービレ)
アレクサンドル・タンスマン
M-8 インヴェンションズ(バッハへのオマージュ) 第3曲:シシリエンヌ(アレグレット)
アレクサンドル・タンスマン
M-9 インヴェンションズ(バッハへのオマージュ) 第4曲:2声のトッカータ(モデラート)
アレクサンドル・タンスマン
M-10 インヴェンションズ(バッハへのオマージュ) 第5曲:アリア(レント・カンタービレ)
アレクサンドル・タンスマン
M-11 パッサカイユ形式の小品
アレクサンドル・タンスマン
M-12 ブラジル風のバッハ第5番W391-第1曲:アリア
エイトル・ヴィラ=ロボス
M-13 前奏曲集W419-第3番:アンダンテ イ短調
エイトル・ヴィラ=ロボス
M-14 小組曲 第1曲:トッカータ
デュージャン・ボグダノヴィチ
M-15 小組曲 第2曲:フーガ
デュージャン・ボグダノヴィチ
M-16 小組曲 第3曲:サラバンド
デュージャン・ボグダノヴィチ
M-17 小組曲 第4曲:シャコンヌ
デュージャン・ボグダノヴィチ
M-18 小組曲 第5曲:ジーグ
デュージャン・ボグダノヴィチ
M-19 コラール「目覚めよと呼ぶ声あり」~カンタータBWV140
ヨハン・セバスティアン・バッハ
M-20 コラール「主よ、人の望みの喜びよ」~カンタータBWV147
ヨハン・セバスティアン・バッハ