Thibaut Garciaティボー・ガルシア
Discography
アランフエス（SACDハイブリッド）
アランフエス（SACDハイブリッド）
2024.03.27 発売￥3,300（税込）／WPCS-13848
●日本国内盤のみ、SACDハイブリッド盤での発売。
【録音】
2019年9月3-5日〔1-3, 8-15〕、2020年2月22日〔4-7, 16-21〕、トゥールーズ、Halle aux grains
<収録曲＞
1.ホアキン・ロドリーゴ：アランフエス協奏曲 第1楽章：アレグロ・コン・スピーリト ティボー・ガルシア（ギター） ベン・グラスバーグ指揮 トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団
2.ホアキン・ロドリーゴ：アランフエス協奏曲 第2楽章：アダージョ ティボー・ガルシア（ギター） ベン・グラスバーグ指揮 トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団
3.ホアキン・ロドリーゴ：アランフエス協奏曲 第3楽章：アレグロ・ジェンティーレ ティボー・ガルシア（ギター） ベン・グラスバーグ指揮 トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団
4.レヒーノ・サインス・デ・ラ・マーサ：ラ・フロンテーラ・デ・ディオス（神の国境）～第5曲：サクリフィチオ（犠牲） ティボー・ガルシア（ギター）
5.レヒーノ・サインス・デ・ラ・マーサ：サバテアード ティボー・ガルシア（ギター）
6.レヒーノ・サインス・デ・ラ・マーサ：ロンデーニャ ティボー・ガルシア（ギター）
7.レヒーノ・サインス・デ・ラ・マーサ：エル・ビート ティボー・ガルシア（ギター）
8.アレクサンデル・タンスマン：王宮の音楽（ロベール・ド・ヴィゼーによる） 第1曲：アントレ ティボー・ガルシア（ギター） ベン・グラスバーグ指揮 トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団
9.アレクサンデル・タンスマン：王宮の音楽（ロベール・ド・ヴィゼーによる） 第2曲：メヌエット ティボー・ガルシア（ギター） ベン・グラスバーグ指揮 トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団
10.アレクサンデル・タンスマン：王宮の音楽（ロベール・ド・ヴィゼーによる） 第3曲：サラバンド ティボー・ガルシア（ギター） ベン・グラスバーグ指揮 トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団
11.アレクサンデル・タンスマン：王宮の音楽（ロベール・ド・ヴィゼーによる） 第4曲：ガヴォットとミュゼット ティボー・ガルシア（ギター） ベン・グラスバーグ指揮 トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団
12.アレクサンデル・タンスマン：王宮の音楽（ロベール・ド・ヴィゼーによる） 第5曲：パッサカーユ ティボー・ガルシア（ギター） ベン・グラスバーグ指揮 トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団
13.アレクサンデル・タンスマン：王宮の音楽（ロベール・ド・ヴィゼーによる） 第6曲：ジーグ ティボー・ガルシア（ギター） ベン・グラスバーグ指揮 トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団
14.アレクサンデル・タンスマン：王宮の音楽（ロベール・ド・ヴィゼーによる） 第7曲：エール ティボー・ガルシア（ギター） ベン・グラスバーグ指揮 トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団
15.アレクサンデル・タンスマン：王宮の音楽（ロベール・ド・ヴィゼーによる） 第8曲：フィナル ティボー・ガルシア（ギター） ベン・グラスバーグ指揮 トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団
16.ロベール・ド・ヴィゼー：テオルボとリュートのための小品 組曲イ短調 第1曲：プレリュード（トランスクリプション：ガルシア） ティボー・ガルシア（ギター）
17.ロベール・ド・ヴィゼー：テオルボとリュートのための小品 組曲イ短調 第2曲：アルマンド・グラーヴ「老ガロの墓標曲」（トランスクリプション：ガルシア） ティボー・ガルシア（ギター）
18.ロベール・ド・ヴィゼー：テオルボとリュートのための小品 組曲イ短調 第3曲：クーラント（トランスクリプション：ガルシア） ティボー・ガルシア（ギター）
19.ロベール・ド・ヴィゼー：テオルボとリュートのための小品 組曲イ短調 第4曲：サラバンド（トランスクリプション：ガルシア） ティボー・ガルシア（ギター）
20.ロベール・ド・ヴィゼー：テオルボとリュートのための小品 組曲イ短調 第5曲：ロンドー「ラ・モンフェルメイユ」（トランスクリプション：ガルシア） ティボー・ガルシア（ギター）
21.ロベール・ド・ヴィゼー：テオルボとリュートのための小品 組曲イ短調 第6曲：ジーグ（トランスクリプション：ガルシア） ティボー・ガルシア（ギター）
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Thibaut Garcia plays Rodrigo: Concierto de Aranjuez: I. Allegro con spirito
Thibaut Garcia plays Tansman: Musique de cour: V. Passacaille
Thibaut Garcia plays Rodrigo: Concierto de Aranjuez: II. Adagio
Thibaut Garcia – De Visée: Suite in A Minor: V. "La Montfermeil" (Pièces de théorbe et de luth)
Thibaut Garcia plays Tansman: Musique de cour: VI. Gigue
Thibaut Garcia – Sainz de la Maza: La frontera de Dios: V. Sacrificio
Thibaut Garcia plays Tansman: Musique de cour: IV. Gavotte et Musette
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映画「マチネの終わりに」に出演した天才的ギタリスト、ティボー・ガルシアの最新作は、名曲「アランフェス協奏曲」！ ロドリーゴの名曲「アランフェス協奏曲」と、タンスマンの協奏的作品の組み合わせについて、ティボー・ガルシアは「このアルバムは私の全てが凝縮されています。もしあなたが音楽の可能な限り最高の受け皿を作りたいなら、それが表す文化と深いつながりを感じることが重要」と、語っています。 この2人の作曲家のスタイルと精神は、歴史的な時代を呼び起こします。1939年に書かれた「アランフェス協奏曲」は、マドリードからそれほど遠くない王宮にちなんで名付けられました。アランフェスは16世紀に建てられましたが、ロドリーゴの協奏曲は18世紀特有の優雅さを連想させます。スペイン史[スペイン内戦の終わり]とヨーロッパ史[第二次世界大戦の始まり]の転換期に書かれており、ハーモニー、スケール、フラメンコのストラミングやラスゲアードはスペインの民族音楽の影響を強く受けていますが、この曲においての不協和音や高貴さはロドリーゴの特徴となっています。 タンスマンは、ラヴェル、ガーシュウィン、チャップリンらと同じパリで活躍していましたが、1941年に彼はアメリカのユダヤ人として避難しましたが、第二次世界大戦の終了後まもなくフランスに戻りました。タンスマンの作品は1960年作曲のものですが、、バロック時代のフランスのリュート奏者のロベール・ド・ヴィゼーからインスピレーションを得ています。ギターやリュートはルイ14世のお気に入りの楽器で、ベルサイユの太陽王の宮廷音楽家だったのがド・ヴィゼーでした。この曲はセゴビアのために書かれたものですが、彼自身の想像力豊かな方法でそれらを再編成し、現代的なハーモニーとより複雑なコードを使用しています。バロック時代の組曲の舞曲順と異なりますが、より自由なアプローチを取り、舞曲のリズミカルなパターンが協調されています。 ギターとオーケストラのためのコンチェルトを演奏する際の課題は、音のバランスをとることでしょう。指揮者はオーケストラの音響と濃淡を決定する必要があります。これにより、ギターはソリストとして自分自身を主張しながら、他の楽器と対話できます。2017年23歳でブザンソン国際指揮者コンクール優勝したベン・グラスバーグの指揮はそれを見事にこなし、ティボーのギターのテクニックはもちろん、叙情的で絶品のヴィヴラートと装飾音は、これまでにないアランフェスの風景と情緒を描き出しています。 CDには、レヒーノ・サインス・デ・ラ・マーサとド・ヴィゼーのギター・ソロ作品も収録されています。
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