Thibaut Garciaティボー・ガルシア
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ギタリスト、福田進一氏推薦の注目の新星ギタリスト《ティボー・ガルシア》第2作目「バッハに捧ぐ」発売
2018.10.9
スペイン系の作品集でEratoレーベルからデビューした、フランス出身のギタリスト、ティボー・ガルシアが第2作のアルバムを発表、10月10日(水)に国内発売する。バリオス=マンゴレ/大聖堂、ガルシア自身のトランスクリプションによるバッハ/シャコンヌなどバッハに纏わる作品を収録、タンスマンやボクダノヴィチの作品など取り上げられる機会の少ない作品まで、いわゆる名曲集とは一味違う選曲が目を惹く。大御所ギタリスト、福田進一氏も推薦するアルバム。19年6月初来日公演予定。
《ギタリスト、福田進一氏による推薦文》
世界中から、我こそが天才とばかりに実に多くの若手ギタリストがデビューする。今世紀に入り、世界各地で、少なくとも数百人を越える国際コンクール優勝者を聴いてきた。そして今、ようやくひとつの偉大な才能ティボー・ガルシアに辿り着いたと感じている。
ティボー・ガルシアの演奏は、新時代を切り開く開拓者の精神を示す挑戦的なプログラム、それを難なく克服する技術、さらに試行錯誤を超越した天才的直感が結びついたところから生まれる「バランスの芸術」と呼べるだろう。
テクニックの見事さは言うに及ばず、端々まで行き届いたきめ細やかな音楽表現には感嘆するしかなく、さらにそこには大胆さも秘めている。
スペインの名曲を洗練された技術で洗い直した鮮烈なデビューアルバムに続いて、このセカンドアルバム「バッハに捧げる」では、バッハにまつわる様々な作品が収められているが、特に、長年に亘って封印されていたタンスマンのインベンション(バッハ讃歌)や最新のボグダノビッチ作品など、バッハを題材に見事なテーマ性と構成力でアルバムに奥行きを持たせている。そしてゲストを招いてのアヴェ・マリアやブラジル風のバッハなど、エンターテイナーとしての魅力も加味している。
ティボー・ガルシアは間違いなくクラシックギターを次のステップへと誘う存在である。
(福田進一/ギタリスト)
《ギタリスト、福田進一氏による推薦文》
世界中から、我こそが天才とばかりに実に多くの若手ギタリストがデビューする。今世紀に入り、世界各地で、少なくとも数百人を越える国際コンクール優勝者を聴いてきた。そして今、ようやくひとつの偉大な才能ティボー・ガルシアに辿り着いたと感じている。
ティボー・ガルシアの演奏は、新時代を切り開く開拓者の精神を示す挑戦的なプログラム、それを難なく克服する技術、さらに試行錯誤を超越した天才的直感が結びついたところから生まれる「バランスの芸術」と呼べるだろう。
テクニックの見事さは言うに及ばず、端々まで行き届いたきめ細やかな音楽表現には感嘆するしかなく、さらにそこには大胆さも秘めている。
スペインの名曲を洗練された技術で洗い直した鮮烈なデビューアルバムに続いて、このセカンドアルバム「バッハに捧げる」では、バッハにまつわる様々な作品が収められているが、特に、長年に亘って封印されていたタンスマンのインベンション(バッハ讃歌)や最新のボグダノビッチ作品など、バッハを題材に見事なテーマ性と構成力でアルバムに奥行きを持たせている。そしてゲストを招いてのアヴェ・マリアやブラジル風のバッハなど、エンターテイナーとしての魅力も加味している。
ティボー・ガルシアは間違いなくクラシックギターを次のステップへと誘う存在である。
(福田進一/ギタリスト)