Thibaut Garciaティボー・ガルシア
Profile
フランスのトゥールーズに生まれたティボー・ガルシアは7歳でギターを弾き始める。スペイン人の血統が彼の考え方に大きな影響を与えている。トゥールーズに学び、ルノー・グラスのクラスで室内音楽の学位と、パウル・フェレのクラスで特待生としてギターの学位を得ている。16歳でパリ国立高等音楽・舞踏学校(CNSMDP)に入学し、オリヴィエ・シャサンに師事して優秀な成績で学士号を得た。ジュディカエル・ペロワのプライベート・レッスンも受けている。
21歳でティボーはいくつかの国際的コンテストの賞を獲得した。
* GFA国際コンテストで1位:2015年アメリカ・オクラホマシティ。
*「ホセ・トマス」国際コンテストで1位:2014年スペイン。
* セビリア国際コンテストで1位:2013年スペイン。
*「テラ・シクロラム」国際コンテストで1位;2013年ルーマニア。
*「アナ・アマリア」国際コンテストで1位:2011年ドイツ・ヴァイマール。
*「ヴァジャ・デ・エゲス」国際コンテストで1位:2008年スペイン。
2013年のセビリアの国際コンテストで1位になり、2014年にスペインの「ホセ・トマス」国際コンテストで1位になったおかげで、ティボーは世界中(フランス、スペイン、イギリス、ドイツ、ルーマニア、ハンガリー、カナダ、アメリカ、ブラジル、ギリシャ、アルゼンチン、メキシコ、ロシア、中国……)から招かれて演奏を披露している。
彼は2015年にアメリカのギター・ファンデーション(GFA)の1位を獲得。音楽家ジャン=フランソワ・ジゲルの招きでフランス2放送のテレビ番組『la oute a musique』で演奏し、2015年12月にはガイユ・ル・ガリの番組『France Musique』にも出演することになっている。彼はチャールズ・クロス・アカデミーの『Godchild(名付け子)』の栄誉を受けた。
2016年トゥールーズ・キャピトル国立管との協演でコンチェルト・デビュー、この後BBC響等と協演。2017年、イギリスのBBCニュージェネレーション・アーティストに指名され、2018年10月にロンドンのウィグモアホールにデビュー。室内楽では、エドガー・モロー、ジャン・フレデリック・ヌーブルジェ等と共演、またカウンターテナーのフィリップ・ジャルスキーとも共演&録音を行う。
ワーナー・クラシック/エラートと録音の専属契約を結び、「レイエンダ」(2016年)、「Bach Inspirations / バッハに捧げる」(2018年)、「Aranjuez / アランフェス」(2020年)をリリース。最新アルバムは、ジャルスキーとの「À sa guitare/ギターに寄す」(2021年10月)。2019年11月公開の映画「マチネの終わりに」(福山雅治&石田ゆり子ダブル主演、原作:平野啓一郎)に、天才ギタリスト役で登場した。