Witold Malcuzynskiヴィトルト・マウツジンスキ

Discography

The Polish Master Pianist / EMI録音集 (ICON)【輸入盤】

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The Polish Master Pianist / EMI録音集 (ICON)【輸入盤】

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2013.10.08 発売9990.19244

往年の名ピアニスト、マウツジンスキはショパン弾きとして有名ですが、実際のレパートリーは幅広く、ブラームスやベートーヴェンでもヴィルトゥオーゾ・スタイルの豪快な演奏を聴かせていました。
レコーディングはロンドンで成功を収めてからのEMIへのセッション録音が代表作といえ、この、Warner Classics ICON シリーズから登場するこの8枚組ボックスで、同社の保有するEMI音源により、それらの多くを聴くことができるようになったのは朗報です。
昔から有名な、ワルター・ジュスキントとのショパン:ピアノ協奏曲第2番、ニコライ・マルコとのチャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番のほか、多くの協奏曲やソロ録音でその豪快な芸風を味わうことができます。

【プロフィール】
ヴィトルト・マウツジンスキ(マウツジニスキ、マルクジンスキとも)[1914-1977]は、ポーランドのヴィルナ近郊に誕生。少年時代にイェジー・レフェルトに教えを受け、ワルシャワ音楽院ではブゾーニ門下のユゼフ・トゥルツジンスキに師事。並行してワルシャワ大学で法学と哲学を学び、音楽院卒業後は晩年のパデレフスキの薫陶を受け、翌1937年、第3回ショパン国際コンクールで第3位に入賞。
翌年にはパリに移り、マルグリット・ロンとイシドール・フィリップのもとで研鑽を積み、1940年、パリ・デビューを果たしますが、戦火を避けて南米に渡り、1942年にカーネギー・ホール・デビューします。
1945年、戦争が終わると拠点をスイスに移し、ロンドン・デビューをおこなうなど国際的な活躍をするようになり、1958年にはポーランドに20年ぶりに帰還してもいます。そして翌々年の1960年には、ワルシャワで開かれたショパン生誕150年祭で18回のコンサートをおこなって大評判となり、ワルシャワ・ショパン協会の名誉会員に選ばれ、ショパン・コンクールの審査員も務めました。翌1961年には初の来日公演をおこなってもいます。
【収録曲】
Disc1
・ショパン:ワルツ第1~14番(録音:1959年)
・ショパン:ピアノ・ソナタ第3番Op.58(録音:1961年)

Disc2
・ショパン:マズルカ集(5,7,15,17,20,21, 22,23,25,27,32,41,45,47,49番)(録音:1961年)
・ピアノ協奏曲第2番Op.21
ワルター・ジュスキント(指揮)
ロンドン交響楽団(録音:1959年)

Disc3
・ショパン:ポロネーズ第1~6番(録音:1959年)
・ショパン:ピアノ・ソナタ第2番Op.35(録音:1958年)

Disc4
・ショパン:スケルツォ第2番Op.31(録音:1955年)
・ショパン:スケルツォ第3番Op.39
・ショパン:夜想曲第5番Op.15-2
・ショパン:夜想曲第13番Op.48-1(録音:1958年)
・ショパン:幻想曲ヘ短調Op.49(録音:1959年)
・ショパン:バラード第1~4番(録音:1962年)

Disc5
・リスト:ピアノ協奏曲第2番イ長調
ワルター・ジュスキント(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団(録音:1953年)

・リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調(録音:1953年)
・リスト:スペイン奇想曲(録音:1951年)

Disc6
・チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番Op.23
ニコライ・マルコ(指揮)
フランス国立放送管弦楽団(録音:1956年)

・ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番
パウル・クレツキ(指揮) 
フィルハーモニア管弦楽団(録音:1949年)

・ラフマニノフ:前奏曲 Op.32-5&12

Disc7
・ブラームス:ピアノ協奏曲第1番Op.15
フリッツ・リーガー(指揮)
フィルハーモニア管弦楽団(録音:1953年)

・ブラームス:ヘンデルの主題による変奏曲Op.24

Disc8
・J.S.バッハ:半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV.903(録音:1951年)
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番『熱情』(録音:1951年)
・フランク:前奏曲、コラールとフーガ(録音:1949年)
・ドビュッシー:沈める寺
・シマノフスキ:練習曲変ロ短調Op.4-3
・パデレフスキ:幻想的クラコヴィアクOp.14-6
・スクリャービン:練習曲Op.2-1
・スクリャービン:練習曲Op.8-12
・プロコフィエフ:3つのオレンジへの恋~行進曲

【演奏】
ヴィトルト・マウツジンスキ(P)

WARNER MUSIC JAPAN SPECIALS