チッコリーニが愛奏したフランクのピアノとオーケストラのための2作品。クリュイタンスとベルギー国立管との共演による演奏。チッコリーニは後年、ポール・シュトラウスの指揮で再録音も果たしている。パリ管とのチャイコフスキーとの組み合わせ、1953-1962年録音。

フランクの作品カタログからのデジタル発売 ベルギー出身でフランク作品のスペシャリスト、ポール・シュトラウス指揮、リェージュのオケによる名交響詩と、チッコリーニとの共演によるピアノとオケのための傑作、1974年録音。

2022年12月10日に生誕200年を迎えるフランクの作品シリーズ　 チッコリーニによるフランクのピアノ名曲遺産、1969年録音。  

1960年代後半にチッコリーニがEMIフランスに録音したブルームス作品のすべてを収録。ブラームス作品はとりわけチッコリーニが自身の心情に近しいもので、死の数週間前に行ったトゥールーズでの最後のリサイタルでも取り上げている。1968-1969年録音。

2021年9月27日は、名クラリネット奏者アンリ・ドゥルアールの没後10年。大戦後の代表的な奏者で録音当時は新設されたパリ管に参加していた。両作品ともモーツァルト生年時のクラリネット・ヒーローであるシュタトラーとの縁で作曲された名曲、1971年録音。

「フランスのピアニストたち」シリーズ　 チッコリーニは、とりわけ「ピアノ協奏曲の第2楽章」に魅了されてラヴェルを「超絶的なマジシャン」と形容していた。フランスの巨匠指揮者、マルティノンの晩年に共演して収録。パールマン演奏のツィガーヌも加えた協奏的作品集。1974年録音。

チッコリーニはイタリア生まれだが、録音と教育者としてのキャリアのほとんどはフランスで過ごし1971年には市民権を獲得した。フランスEMIとなじみ深い関係を持ち40年以上に亘ってたくさんの録音を行った。フランス音楽のロマン派と現代作品の覇者で、無視されていた作品、埋もれかかっていた彼の愛したセヴラックやキャリアを通して何度も録音したサティなどの再発見に貢献した。マスネの繊細なピアノ作品（協奏曲や小品）はチッコリーニの録音が初めてで唯一の規模。1972-1979年録音。

ラフマニノフ：ピアノ協奏曲第2番ハ短調op.18 【演奏】 アルド・チッコリーニ（ピアノ）、 コンスタンティン・シルヴェストリ（指揮） フランス国立放送管弦楽団 【録音】 1957年11月25、26、28日、パリ、サル・ワグラム

シルヴェストリとの共演によるチャイコフスキー第1番の2度目にあたる、1957年録音

チッコリーニのディスコグラフィのデジタル化。キャリアを通じて重要視してきたリストのリサイタル録音、1956年録音。  

ほぼ完全に近い全集を2度も録音することになったサティの賞賛者、チッコリーニのサティ作品を再発見する機会となった初期のリサイタル・アルバム。オリジナルLPデザインのカヴァー仕様。1956年録音。

比較的若い時代のチッコリーニによるフランスのロマン派作品。1953年録音