コルボのディスコグラフィ・シリーズ　 MAシャルパンティエの、レアではあるが４つのミゼレーレの中で最も重要な作品と、美しい「最後の審判」、1972-1978年録音。

音楽がよどみなく美しく流れ、音色が柔らかく変化し、豊かな情趣にみちた、いかにもコルボらしい「マタイ受難曲」演奏です。自ら組織したローザンヌ声楽アンサンブルの出来が素晴らしく、その心からの歌声は「マタイ」に描かれた人間ドラマを見事に表現するとともに、人間の心の弱さをつつみ込むような温かさに溢れています。モダン楽器によるオーケストラも磨かれた響きと整ったアンサンブルで歌手陣を支えています。

コルボのディスコグラフィ・シリーズ モンテヴェルディがヴェネツィアの聖マルコ聖堂の音楽監督就任後に着手した古楽録音史の重要な録音集。1967-1969年録音。

イタリア・バロック音楽の再発見に貢献したコルボにとって、モンテヴェルディ作品と同様にカリッシミの作品も精力を傾けた作曲家で、とりわけオラトリオ作品の開拓者としての天分をしめしており、コルボの貴重な遺産的な収録となった。1972年録音。

コルボ指揮のグルベンキアンのメンバーによる偉大で深みを持つマルカントワーヌ・シャルパンティエの宗教音楽作品。死者のためのミサ曲、モテット、ディエス・イレはギーズ家一門の葬礼のために作曲されたと考えられている。1972年録音。

コルボのディスコグラフィ・シリーズ モンテヴェルディがヴェネツィアの聖マルコ聖堂の音楽監督就任後に着手した古楽録音史の重要な録音集。1966-1969年録音。

コルボのディスコグラフィ・シリーズ パリで行われたルイ14世の結婚披露宴での初演以来となるスペクタクルな歌劇を、1979年にコルボが復活上演。1980年録音。

コルボはドイツと初期イタリアの宗教音楽に加えて、「偉大な世紀」と呼ばれる17世紀フランスの音楽とりわけシャルパンティエの音楽に傾注した。少な目のレチタティーヴォを持つ悲劇的なオラトリオのリヨンでの復活上演は、当年の主要な舞台上演の一つとして注目を受けた。初演からほぼ300年間忘れ去られていたが、現在ではシャルパンティエの傑作として評価される作品。その見事さを実証した上演の直後に収録され、ピリオド・オーケストラ演奏にアリオ=リュガス、エスウッド、フッテンロッハー（バリトン）、ルネ・ヤーコプス（カウンターテナー）、フランソワ・ル・ルー（バリトン）など豪華ソリストが参加、1981年録音。

コルボのそのキャリアを通してバッハの宗教音楽作品のメインとされる作品の録音に取り組んだ。クルト・エクヴィルツ（テナー）をエヴァンゲリスト役とし、フェリシティ・パーマー（メゾ・ソプラノ）、フィリップ・フッテンロッハー（バリトン）のソリストが参加を得、ローザンヌのアンサンブルとの1977年録音。

宗教音楽のスペシャリストとして、スイス出身のコルボが、バッハの小規模なミサ作品をローザンヌのメンバーと収録した名作、1972-1973年録音。

宗教音楽のスペシャリストとして、スイス出身のコルボはエラートの代表的なアーティスト。全ての世代の音楽ファンにオペラの初期作品の魅力を気づかせたモンテヴェルディ作品、タピーのカリスマ的な声と相まって音楽史の残る名演。1968年録音。  

ミシェル・コルボ追悼企画。 この曲の代表的名盤であるコルボの最初の録音を新規で復刻。デュリュフレの自作自演盤も収録。 本国のオリジナル・アナログ・マスターテープから192kHz/24bitで新たにデジタル化。 新規解説、歌詞対訳付