長年のキャリアに亘って続いた夫人タニアとの共演で、ドイツ・ロマン派作品の大作、1970-1971年録音。2020年リマスター音源使用。  

「フランスのピアニストたち」シリーズ 　1936年8月21日、フランス北部の古都ランスを代表するシャンパン王、シャルル・エドシック家に生まれたハイドシェック。アマチュア・チェロ奏者の父とピアニストの母という音楽的な環境の中、5歳からピアノに親しみ、名ピアニストであり名教師であるコルトーの勧めで6歳より本格的な勉強を始めました。1952年にパリ音楽院に進学し、1954年には首席で卒業。この間、バスクール・ドゥ・ゲラルディや、マルセル・シャンピに師事。55年1月、サル・ガヴォーでリサイタル・デビューを果たす。また、同年に行なわれたパリ・シャンゼリゼ劇場でのリサイタルでも大成功を収め、ピアニストとしての地位を確立。ベートーヴェンの探検をさらに進めるためにヴィルヘルム・ケンプにも学んでいます。1960年にはアメリカでもリサイタル･デビュー。以後、旧ソ連、イギリスを始め、世界各国で、リサイタルや著名なオーケストラとの共演。1960年代のハイドシェックは、特に「モーツァルト弾き」として、数々のコンチェルトをレコーディング。コルトーにはその死の年（62年）まで指導を受け続け、このコルトー直伝の個性を優先する演奏法は、現在も彼の中で脈々と息づいています。世界中で2000以上のコンサートを行い、ピアニストの妻であるターニャと、チェリストであるポール・トルトゥリエとのデュオ・パートナーとして、日本で特に有名になりました。 　1970年頃に録音されたベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集の際立った解釈であり、その完成度は彼の疑問の余地のない高い音楽性を示しています。  

「フランスのピアニストたち」シリーズ　 60年以上にも及び音楽キャリアでハイドシェックは夫人のターニャとの録音、演奏を続けてきた。彼のEMIへの最後の録音となる「マ・メール・ロア」4手版。ラヴェルの傑作ピアノ作品も合わせて収録。1969 & 1974年録音。 2020年オリジナル・マスターテープより、24bit/192kHzリマスター音源使用

ハイドシェックにとってもレアであり、作品としても世界初となったヒンデミットのソナタ全3曲。弱冠23のピアニストの大胆な選択でありながら、見事な完成度が示されている。1959年録音。 2020年、オリジナル・マスターテープから、24bit/192kHzリマスター音源使用

「フランスのピアニストたち」シリーズ イヴ・ナットに続くベートーヴェンのソナタ全32曲を録音したことで知られるハイドシェックだが、ロマン派作品にもその本領を発揮した。デルヴォーとのこの2曲の協奏曲のその好例、1961年録音。

ベートーヴェンを得意とした全曲録音（フランス系のピアニストとしてはイヴ・ナットに次いでの録音）に先立つより若き時代のLP発売以来の「熱情」と「告別」、さらに発売されたことのなかった「ハンマークラフィーア」との組み合わせ。1958 & 1960年録音。

ハイドシェックのマイルストーンというべき録音。フランス近代のピアノ作品と20世紀のフランス音楽にまで影響を与えたとされるクープランの「フランス人気質、またはドミノ（仮面舞踏会の頭巾）」組曲で構成。ドビュッシー：ラモー讃～映像第1集より 他、1969年録音。

ヘンデルの鍵盤組曲はハイドシェックが愛奏した作品群で、永年ライヴ演奏や録音に取り組んでいる。この作品群の比較的初期のスタジオ録音で、ヘンデルの器楽作品への注目を集める契機となった録音。1964年録音

ヘンデルの鍵盤組曲はハイドシェックが愛奏した作品群で、永年ライヴ演奏や録音に取り組んでいる。この作品群の比較的初期のスタジオ録音で、ヘンデルの器楽作品への注目を集める契機となった録音。1957年録音

ヴィルヘルム・ケンプに師事し、ベートーヴェンでも洗練された演奏を得意としたハイドシェックがフランスＥＭＩ残した作品。ベートーヴェン・イヤーに合わせてデジタル化発売。。「告別」ソナタを含むベートーヴェンのソナタ集。1968年録音。

ヴィルヘルム・ケンプに師事し、ベートーヴェンでも洗練された演奏を得意としたハイドシェックがフランスＥＭＩ残した作品。ベートーヴェン・イヤーに合わせてデジタル化発売。

ヴィルヘルム・ケンプに師事し、ベートーヴェンでも洗練された演奏を得意としたハイドシェックがフランスＥＭＩ残した作品。ベートーヴェン・イヤーに合わせてデジタル化発売。