FEVER 333フィーバー333
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オフィシャル・インタビュー公開!!(後半)
2019.3.25
■今回のアルバム『ストレングス・イン・ナンバーズ』についてですが。どんなきっかけではじまりましたか?普段は伝えようとするメッセージを最初に決める形ですか、それとも歌詞を最初に書きますか?
A: そうだね。まず、俺らが曲を書く時は必ず伝えたいメッセージを決めることからはじめるよ。ミュージックはその次に。メッセージに寄り添うんだ。まずはメッセージや内容を優先して、それがある程度形になってきたら、そこから音楽的な部分をもっと面白くするために加えていく。曲がはじまってしまえば、何よりもリリックとメッセージが大事になるから。
■実際、制作に取り組む前、アルバムをどういう風に仕上げようという明確なイメージを持っていましたか?
J: そこまで明確にはなかったよ。この作品の主なアイデアは、俺らがこの作品を通して世界にポジティブな影響を与えること、そしてきっとそうなると信じること。だから、必ずしも、俺らを表すあらゆるコンセプトを基にして曲作りに取り組んだのではない。ただ、アルバムを通して世間に俺らのメッセージを伝えたかっただけだ。俺らの社会運動のサウンドトラックというか。アルバムに広範囲な音楽性を組み込みたかった。ロック、ラップ、インダストリアル、トリップ・ホップ、アコースティック…バラード感も少し入ってるよ。全て俺らが大事にしているものだからね。つまり、俺らの多種多様な事柄をぎゅっとまとめたのが今回のアルバムなんだ。これが俺らの出来る限りのことだよ。自分たちの伝えたいことを伝えること。だからなのか、アルバム2枚相当の曲を書いたよ。そのうち、発信したいメッセージを反映するトラックを世に出しただけさ。
■実際、制作過程はいかがでしたか? 皆で一緒に集まって作曲に取り組んだのでしょうか?
J: 時々ね。一緒に制作を手掛けてくれるプロデューサーのジョン・フェルドマン(ゴールドフィンガー)に俺らが書いた曲を渡して、その流れでスタジオにて曲を書くことが多い。または、アリックとスティーヴンが二人でさくっと曲を書いたりもするよ。決まりごとは何もないよ。先ほど言った通り、音楽そのものに全霊を注ぐんだ。曲を誕生させる時は、楽曲を王様のように扱う。曲を作るのに自分のエゴが妨げになってはいけない。全ては音楽を世の中の人たちに届けることと、どうやったら自分たちが最も見事に曲を届けられるかにフォーカスしなければならないんだ。だから、どこで曲を書くかは重要ではない。どこであれ、書きたい時、書ける時に書くのさ。
■これからの予定はなんですか?
J: オーストラリアに行って、ヘッドライン・ショーと、いくつかのフェスティバルに出演するよ。そこから南アメリカの3か国でロラパルーザ・サウス・アメリカに参加する。そのあとは、またアメリカに戻って俺らのヘッドライン・ツアーに出て、そしたらヨーロッパのフェスティバルに行くよ。ひたすらツアーだ。ライヴ数が凄く多いんだ。
■では、新曲のレコーディングなどをする予定はまだ無いですか?
J: たぶんそのうちやる事になると思うよ。
A: 俺たちは凄くラッキーなんだ。ジョン・フェルドマンやトラヴィス・バーカー(Blink-182)が近所に住んでいるから。俺たちに曲のアイデアが湧くと、その度にスタジオを使わせてくれるんだ。凄くありがたいことなんだけど、例えばジェイソンが自分に起こった事に感化されて急に曲に残したいってなったら、たとえ夜中でもスタジオを開けてレコーディングさせてくれる。凄くユニークな境遇だと思うし、クリエイティヴな衝動が起きた時すぐにそれを形にできる環境を提供し、奨励してくれる彼らに出会えてラッキーだよ。
■一つのユニットとして支えあっているのですね。
J: そうだね。
■わかりました。最後にみなさんが日本についてどう思っているのか、そして日本人ファンの皆さんへ伝えたい事などあればお願いします。
S: 今も昔も、俺は世界で一番日本が好きなんだ。今までもその気持ちがあったから俺は頑張って来れたんだと思う。日本でライヴをする事に関しても、日本人の皆はその反応が素晴らしいんだよ。俺たちは短い期間の中で沢山の国でショーを行ったけど、その中だけでも日本でのライヴが特別に楽しかった事を踏まえると、日本そして東京という場所がどれほど特別なのか、どんなに素晴らしい人たちがいるのかが表れていると思うよ。俺たちの事をサポートしてくれる人がいるなんて本当にクレイジーだし、信じられないんだ。言っとくけど、今まで行った場所全てにまた戻りたいと思っているわけじゃないんだ。でもとても楽しい経験をした素晴らしい場所もある。俺たちはいつでもショーを楽しんでいるけれど、日本では比べ物にならないほどの素晴らしい経験ができた。ショーに来てくれた全ての人たちに凄く感謝しているし、TV番組(「スッキリ」)を見てくれた人たちにも凄く感謝している。俺たちにとって本当に大切な事なんだ。本当に素晴らしい経験ができたよ、早く日本に戻ってきたいな。
J: 朝のTV番組出演やライヴが実現した事以上に、日本に来てからこんな短い期間で皆が受け入れてくれたこと、今ここにいる事、俺たちのメッセージを聞いてくれる事、俺たちの事をありのままで受け入れてくれる事、そして日本の友達が彼らのカルチャーを俺たちに丁寧に教えてくれる事。そのすべてが本当に特別な経験だと思う。バンドに入っているからこそ、俺たちは人間性について考えるんだけど、君たちは俺たちに人間として沢山の事を教えてくれる。バンドについて話さないといけないのは解ってるんだけど、俺たちが今すぐにすべきことを考えさせてくれるんだ。
俺の言いたい事がうまく伝わるといいんだけど。俺たちも、自分たちの門戸を開いて、俺たちのカルチャーを共にすべきなんだ。そうすれば俺たちはもっと理解しあえるし、存在を認め合える。
俺は別に空想主義者じゃないけど、お互いの存在を尊重し、対等である事を認め合う社会に憧れる。日本で俺たちがした経験や言葉の壁を乗り越えて彼らが俺たちのメッセージとアイデアを受け入れてくれた事がそれが可能だと証明しているんだ。
俺たちを繋げてくれるのは、自由に生きたい、自分の力を認めたい、そして快適な人生を生きたいという気持ちがお互いにあるからだと思う。日本人のファンたちは、凄く純粋な気持ちで俺たちの気持ちを受け入れてくれた。本当に驚きだよな。俺が今回、日本というものを経験できた事は本当に幸運だと思うし光栄に思うよ。
■私たちがまるでとても特別な場所に住んでいるように思わせてくれますね。
S: 住んでいるんだよ(笑)!
J: 日本は本当に素晴らしいよ!
A: 君たちはそれを実感すべきだよ、本当に(笑)!だって、俺たちがここで経験してきた限り、君たちのカルチャーってのは、情熱的になれると同時に、お互いに敬意を示し、友好的な関係を築くことが出来る、ということが驚異的なバランスで成り立っているんだ。本当に驚きだよ。例えば観客が凄く盛り上がっているとすると、曲が終わって俺たちが喋り始めても観客の叫び声で聞こえなくなると思うんだ。そしてもし観客が始まる前から凄く静かなら、たぶん演奏を始めても盛り上がらないだろうと思ったりするのさ。でも日本では、誰もがそのどちらとも両立できるってことに驚いたよ。しかも僅かばかりでなく、この国全員の人たちがそうなんだ。最高だよ。君たちもそれが凄くユニークで、特別な事だと知った方が良いよ(笑)
■今日は本当にありがとうございました。
J,S,A: ありがとう。言うまでも無く、俺たち全員日本が大好きだよ。
前半はこちら:https://wmg.jp/fever333/news/83206/
A: そうだね。まず、俺らが曲を書く時は必ず伝えたいメッセージを決めることからはじめるよ。ミュージックはその次に。メッセージに寄り添うんだ。まずはメッセージや内容を優先して、それがある程度形になってきたら、そこから音楽的な部分をもっと面白くするために加えていく。曲がはじまってしまえば、何よりもリリックとメッセージが大事になるから。
■実際、制作に取り組む前、アルバムをどういう風に仕上げようという明確なイメージを持っていましたか?
J: そこまで明確にはなかったよ。この作品の主なアイデアは、俺らがこの作品を通して世界にポジティブな影響を与えること、そしてきっとそうなると信じること。だから、必ずしも、俺らを表すあらゆるコンセプトを基にして曲作りに取り組んだのではない。ただ、アルバムを通して世間に俺らのメッセージを伝えたかっただけだ。俺らの社会運動のサウンドトラックというか。アルバムに広範囲な音楽性を組み込みたかった。ロック、ラップ、インダストリアル、トリップ・ホップ、アコースティック…バラード感も少し入ってるよ。全て俺らが大事にしているものだからね。つまり、俺らの多種多様な事柄をぎゅっとまとめたのが今回のアルバムなんだ。これが俺らの出来る限りのことだよ。自分たちの伝えたいことを伝えること。だからなのか、アルバム2枚相当の曲を書いたよ。そのうち、発信したいメッセージを反映するトラックを世に出しただけさ。
■実際、制作過程はいかがでしたか? 皆で一緒に集まって作曲に取り組んだのでしょうか?
J: 時々ね。一緒に制作を手掛けてくれるプロデューサーのジョン・フェルドマン(ゴールドフィンガー)に俺らが書いた曲を渡して、その流れでスタジオにて曲を書くことが多い。または、アリックとスティーヴンが二人でさくっと曲を書いたりもするよ。決まりごとは何もないよ。先ほど言った通り、音楽そのものに全霊を注ぐんだ。曲を誕生させる時は、楽曲を王様のように扱う。曲を作るのに自分のエゴが妨げになってはいけない。全ては音楽を世の中の人たちに届けることと、どうやったら自分たちが最も見事に曲を届けられるかにフォーカスしなければならないんだ。だから、どこで曲を書くかは重要ではない。どこであれ、書きたい時、書ける時に書くのさ。
■これからの予定はなんですか?
J: オーストラリアに行って、ヘッドライン・ショーと、いくつかのフェスティバルに出演するよ。そこから南アメリカの3か国でロラパルーザ・サウス・アメリカに参加する。そのあとは、またアメリカに戻って俺らのヘッドライン・ツアーに出て、そしたらヨーロッパのフェスティバルに行くよ。ひたすらツアーだ。ライヴ数が凄く多いんだ。
■では、新曲のレコーディングなどをする予定はまだ無いですか?
J: たぶんそのうちやる事になると思うよ。
A: 俺たちは凄くラッキーなんだ。ジョン・フェルドマンやトラヴィス・バーカー(Blink-182)が近所に住んでいるから。俺たちに曲のアイデアが湧くと、その度にスタジオを使わせてくれるんだ。凄くありがたいことなんだけど、例えばジェイソンが自分に起こった事に感化されて急に曲に残したいってなったら、たとえ夜中でもスタジオを開けてレコーディングさせてくれる。凄くユニークな境遇だと思うし、クリエイティヴな衝動が起きた時すぐにそれを形にできる環境を提供し、奨励してくれる彼らに出会えてラッキーだよ。
■一つのユニットとして支えあっているのですね。
J: そうだね。
■わかりました。最後にみなさんが日本についてどう思っているのか、そして日本人ファンの皆さんへ伝えたい事などあればお願いします。
S: 今も昔も、俺は世界で一番日本が好きなんだ。今までもその気持ちがあったから俺は頑張って来れたんだと思う。日本でライヴをする事に関しても、日本人の皆はその反応が素晴らしいんだよ。俺たちは短い期間の中で沢山の国でショーを行ったけど、その中だけでも日本でのライヴが特別に楽しかった事を踏まえると、日本そして東京という場所がどれほど特別なのか、どんなに素晴らしい人たちがいるのかが表れていると思うよ。俺たちの事をサポートしてくれる人がいるなんて本当にクレイジーだし、信じられないんだ。言っとくけど、今まで行った場所全てにまた戻りたいと思っているわけじゃないんだ。でもとても楽しい経験をした素晴らしい場所もある。俺たちはいつでもショーを楽しんでいるけれど、日本では比べ物にならないほどの素晴らしい経験ができた。ショーに来てくれた全ての人たちに凄く感謝しているし、TV番組(「スッキリ」)を見てくれた人たちにも凄く感謝している。俺たちにとって本当に大切な事なんだ。本当に素晴らしい経験ができたよ、早く日本に戻ってきたいな。
J: 朝のTV番組出演やライヴが実現した事以上に、日本に来てからこんな短い期間で皆が受け入れてくれたこと、今ここにいる事、俺たちのメッセージを聞いてくれる事、俺たちの事をありのままで受け入れてくれる事、そして日本の友達が彼らのカルチャーを俺たちに丁寧に教えてくれる事。そのすべてが本当に特別な経験だと思う。バンドに入っているからこそ、俺たちは人間性について考えるんだけど、君たちは俺たちに人間として沢山の事を教えてくれる。バンドについて話さないといけないのは解ってるんだけど、俺たちが今すぐにすべきことを考えさせてくれるんだ。
俺の言いたい事がうまく伝わるといいんだけど。俺たちも、自分たちの門戸を開いて、俺たちのカルチャーを共にすべきなんだ。そうすれば俺たちはもっと理解しあえるし、存在を認め合える。
俺は別に空想主義者じゃないけど、お互いの存在を尊重し、対等である事を認め合う社会に憧れる。日本で俺たちがした経験や言葉の壁を乗り越えて彼らが俺たちのメッセージとアイデアを受け入れてくれた事がそれが可能だと証明しているんだ。
俺たちを繋げてくれるのは、自由に生きたい、自分の力を認めたい、そして快適な人生を生きたいという気持ちがお互いにあるからだと思う。日本人のファンたちは、凄く純粋な気持ちで俺たちの気持ちを受け入れてくれた。本当に驚きだよな。俺が今回、日本というものを経験できた事は本当に幸運だと思うし光栄に思うよ。
■私たちがまるでとても特別な場所に住んでいるように思わせてくれますね。
S: 住んでいるんだよ(笑)!
J: 日本は本当に素晴らしいよ!
A: 君たちはそれを実感すべきだよ、本当に(笑)!だって、俺たちがここで経験してきた限り、君たちのカルチャーってのは、情熱的になれると同時に、お互いに敬意を示し、友好的な関係を築くことが出来る、ということが驚異的なバランスで成り立っているんだ。本当に驚きだよ。例えば観客が凄く盛り上がっているとすると、曲が終わって俺たちが喋り始めても観客の叫び声で聞こえなくなると思うんだ。そしてもし観客が始まる前から凄く静かなら、たぶん演奏を始めても盛り上がらないだろうと思ったりするのさ。でも日本では、誰もがそのどちらとも両立できるってことに驚いたよ。しかも僅かばかりでなく、この国全員の人たちがそうなんだ。最高だよ。君たちもそれが凄くユニークで、特別な事だと知った方が良いよ(笑)
■今日は本当にありがとうございました。
J,S,A: ありがとう。言うまでも無く、俺たち全員日本が大好きだよ。
前半はこちら:https://wmg.jp/fever333/news/83206/