バッハが鍵盤楽器と合奏のために作曲・編曲した協奏曲は、ソロ用が8曲、2台用が3曲、3台用が2曲、4台用が1曲の計14曲。 　これらの作品のまとまった録音として最も有名なのが、EMIによって1981年から1993年にかけて録音された4枚のアルバム。これらの録音では、独奏パートがピアノ、合奏パートがモダン楽器室内オーケストラという演奏スタイルが採用されており、適切に録音されたピアノによる演奏が、複数楽器のための作品では各声部を聴き取りやすくなるということを証明してもいました。 　このアルバムのソリストには、ミシェル・ベロフ、ジャン＝フィリップ・コラールを起用。全員、フランスを代表するピアニストとして有名な存在ですが、話題性だけでなく、音楽の美しさを十分に示したものとしても大きな魅力を持つ演奏に仕上がっています。  

ジャン=フィリップ・コラールと、音楽仲間のオーギュスタン・デュメイとは1970年～80年代に多くの室内楽作品の録音を残している。フランス=ベルギー派の名曲集、1981-1989年録音。

フランク晩年の傑作ソナタとドビュッシー作品の組み合わせ、さらにフランク若き日の知られざる2作品も収録。2023年1月に75歳を迎えるコラールとデュメイの名演、1976-77 & 1981年録音。