2020年5月30日に亡くなったフランスの名ソプラノ歌手マディ・メスプレを偲んでのデジタルリリース。 　何十年にもわたってEMIフランスの代表であった象徴的なフランスのソプラノは、1971年に、有名なソングライターによってこのアルバムのために特別に書かれたフランス語の歌詞が追加された、ヨハン・シュトラウスの最も有名なワルツを録音しました。彼女の独特の歌唱の妙技は、オーケストラのアレンジを行った軽音楽の王フランク・プゥルセルの指揮の下で録音されたこのアルバムで驚異的な1枚です。

マスネの『マノン』」とプッチーニの『マノン・レスコー』は有名ですが、それより30年も前に同じ題材をオベールが先にオペラ化していた、当時の人気作品。マノン役は、最初から最後まで出ずっぱりで、超絶技巧コロラトゥーラを要します。名ソプラノのマディ・メスプレがそのマノン役を歌った名盤。

オーベール作曲の『フラ・デイアヴォロ』は、1830年1月28日にパリのオペラ＝コミック座で初演された全3幕からなるオペラ・コミック。初演から大成功したオーベールの代表作で、日本でも浅草オペラ時代から親しまれてきた名曲。、オーベールのオペラ・コミック中随一の傑作と言われています。