ルイ・ガンヌ没100年（7月13日）記念デジタルにて再リリース とりわけこの喜歌劇「曲芸師たち」によってフランスのベル・エポック時代に名声を得た。子供時代にサーカス団に取り込まながら、最後にには真実を知り、愛を得る主役、スザンヌ役をメスプレが歌う。フランスの代表的オペレッタ歌手達（レイモンド・アマデ、クロード・カレ、ジャン＝クリストフ・ブノワなど）も参加。1968年録音。

ルイ14世の宮廷での初演から250周年（2021年11月9日）にあたるベルギー出身の作曲家アンドレ＝エルネスト＝モデスト・グレトリー作品。「美女と野獣」の物語からインスパイアされて制作された。ベルギーのアーティストにスター・ソプラノのメスプレが加わった貴重な録音。1974年録音。

2020年5月30日に亡くなったフランスの名ソプラノ歌手マディ・メスプレを偲んでのデジタルリリース。 　何十年にもわたってEMIフランスの代表であった象徴的なフランスのソプラノは、1971年に、有名なソングライターによってこのアルバムのために特別に書かれたフランス語の歌詞が追加された、ヨハン・シュトラウスの最も有名なワルツを録音しました。彼女の独特の歌唱の妙技は、オーケストラのアレンジを行った軽音楽の王フランク・プゥルセルの指揮の下で録音されたこのアルバムで驚異的な1枚です。

マスネの『マノン』」とプッチーニの『マノン・レスコー』は有名ですが、それより30年も前に同じ題材をオベールが先にオペラ化していた、当時の人気作品。マノン役は、最初から最後まで出ずっぱりで、超絶技巧コロラトゥーラを要します。名ソプラノのマディ・メスプレがそのマノン役を歌った名盤。

オーベール作曲の『フラ・デイアヴォロ』は、1830年1月28日にパリのオペラ＝コミック座で初演された全3幕からなるオペラ・コミック。初演から大成功したオーベールの代表作で、日本でも浅草オペラ時代から親しまれてきた名曲。、オーベールのオペラ・コミック中随一の傑作と言われています。

現在ではその作品を聞く機会は限られていますが、20世紀後半のフランスでは大きな存在だったシャルル・シェーヌ。シャルル・シェーヌ(1925-2016)はフランス・トゥールーズ生まれの作曲家。パリ国立高等学校でミヨーとリヴィエに学ぶ。1956年RTF(テレビフランセーズ)のプロデューサーの職の傍ら作曲を行い、交響曲、協奏曲、歌曲など多くの作品を残しました。 ギターと弦楽合奏による「ヴィジョン」の初デジタル化。古代ギリシャのサッフォーの詩によるソプラノの歌曲、 オリジナルのマスターテープからの、2020年、24bit/192kHzリマスター

レイナルド・アーンはベネズエラ生まれのドイツ系ながら幼くしてパリに移住、20世紀前半のパリの雰囲気をもっとも濃厚に伝える作曲家の一人として根強い人気があります。オペラ、オペレッタとも多く書いた中で、最も人気が高いのがこの『シブレット』。主人公の名前シブレットとは、葱（シブル　ciboule）の縮小形で、日本ではアサツキに当ります。言わば「お葱ちゃん」。その名の通り野菜売りの娘で、彼女が心優しいがちょっと優柔不断な若い貴族アントナンと結ばれる物語。1923年４月７日、パリのヴァリエテ劇場で初演され、大成功を収めました。アーンの音楽はとても充実していますし、貴族の夜会、下町の市場、郊外の田舎、偽スペイン歌姫と変化に富んだ展開も楽しい作品です。 2020年5月30日に逝去したフランスの名ソプラノ、マディ・メスプレのディスコグラフィからの初デジタル化での再発売。ジョセ・ヴァン・ダム（バリトン）、ニコライ・ゲッダ（テノール）、フランソワ・ル・ルー（バリトン）、アリオット＝ルガズ（ソプラノ）といった豪華共演による貴重な録音。1982年録音。

《Home Opera シリーズ》  

20世紀フランスを代表するコロラトゥーラ・ソプラノ、マディ・メスプレの旧EMIコレクション