クラリネットはブラームスの音楽活動の中で特別な位置を占める楽器。1890年に引退を決めていたブラームスが、リヒャルト・ミュールフェルトのクラリネット演奏を聴いて再び作曲に取り組み、クラリネット作品の宝石といわれる憂愁の秋色に満ちた傑作が生まれた。ポルタルのルディとペルガメンシコフとの共演による名録音。1991年録音。

ミハイル・ルディのディスコグラフィ・シリーズ 。 人生で不幸に見舞われた苦悩をピアノ音楽で表現したとされるヤナーチェクの作品。3つの成熟した作品、「草陰の小径にて」「霧の中で」「ピアノ・ソナタ（1905年）」と、ヤナーチェク音楽のスペシャリスト、マッケラス指揮との「コンチェルティーノ」を収録、1990-1995年録音。

ミハイル・ルディの繊細な資質が伺えるラヴェルの名ピアノ作品集、1987年録音。

「イーゴリ・ストラヴィンスキー」シリーズ 「ペトルーシュカ」はストラヴィンスキー自身によるアルトゥール・ルビンシュタインに捧げた「三楽章」や、のちにピアノ4手用のトランスクリプションなどいくつかの編曲があるが、この録音ではストラヴィンスキートルディによるピアノ・ソロ演奏のためのトランスクリプション。またプロコフィエフのバレエ「ロミオとジュリエット」から10曲のトランスクリプションも合わせて収録。1998年録音。

現代的なセンスで入念に彫琢された2大協奏曲。