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セカンド・シングルはラヴ・ソング「スターライト」!ジャケットが表現していることとは?!

2006.9.11

「ブラック・ホールズ・アンド・レヴァレイションズ」からのセカンド・シングル「スターライト」が先週イギリスでリリースされました。
「アルバムの中でも最もストレートな歌詞の曲 – 故郷を離れ、愛する人とも離れ離れになり自分自身を見失いかけている状態を歌っているんだ。いわばラブ・ソングだね。これは僕と僕という人間についての曲だよ。他の曲では世界のエリートをこき下ろす僕とは対照的なね」
とソングライターのマット(Vo&G)が語っているように、MUSEにとっては珍しいストレートなラヴ・ソングです。UKのシングル・チャートも気になるところです。
バンドは先週末、カナダで今年初開催されるVフェスティヴァルに出演し、その後、USツアーに突入しています。今週はちょっと彼らのアートワークについて小ネタを。
前作「アブルーション」やニュー・アルバム『ブラック・ホールズ・アンド・レヴァレイションズ』のアルバム・アートには、ちょっとサルバドール・ダリをも彷彿とさせるシュールさがあります。「ブラック・ホールズ~」には真っ赤な地平線でダイニングテーブルに座る4人の男達がいますが、その彼らのスーツと言ったら斬新に幾何学的、そしてテーブルの上には小さな馬なんかが走っています。そして「アブソルーション」は、宙に浮かぶ人達(宇宙人!?)の影と、そこに立つ男性の影の方向が違うという一瞬方向感覚を見失ってしまいそうな奇妙な絵柄。これらを手掛けたのはイギリス人グラフィック・デザイナーのストーム・トーガーソン。
彼はピンク・フロイドの「狂気」や「原子心母」、「対」などのジャケ写のデザインで知られる有名なアーティストです。ドラマティックで壮大なミューズの世界観(宇宙観?) も見事に捉えています。「ブラック・ホールズ~」のジャケットの地平線は、サイドニアの地平線で、この男達や馬も含めて「ナイツ・オブ・サイドニア」を表現していると言われています。奥が深い!

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