EMIのプロデューサー、ワルター・レッグが1957年秋、ロイヤル・アルバート・ホールで開催した大ベートーヴェン・フェスティヴァルでの録音。クレンペラーはベートーヴェンの交響曲全9曲と、アラウとのピアノ協奏曲全5曲を演奏、BBCで放送されたが、EMIからディスク発売されることはなかった。巨匠二人の顔合わせによる高密度な相互作用が聴ける1957年録音。 　BBCの音源のため「クレンペラー・ワーナークラシックス・リマスター・エディション CD-BOX」には収録されておりませんが、「クラウディオ・アラウCD-BOX」に収録されております。 オリジナル・マスターテープより、2022年リマスター音源使用

指揮者キャリアの終盤に旧EMIレーベルに多数のベートーヴェン作品を録音、それらは今なお決定版であり音楽的天才の遺産となっている。ステレオ録音の交響曲全集、メニューインやバレンボイムとの協奏曲作品、序曲集、歌劇「フィデリオ」ハイライツ（クリスタ・ルードヴィヒ、ヴァルター・ベリー、ジョン・ヴィッカースを起用）などを収録、 1956-1967年録音。 65トラック／　約11時間収録

クレンペラーと超豪華キャストによる名盤「魔笛」が、お買い得価格になって再発売

ウォルター・レッグのプロデュースにより制作された、クレンペラーとフィルハーモニア管とのモーツァルト作品演奏史に重要な意味を占める録音遺産の集大成、1954-1967年録音。  

ドイツのロマン主義の本物の巨匠、オットー・クレンペラーによるフランツ・シューベルトの2つの代表的交響曲。 これには、クレンペラーの大名盤の１枚で、美しくとても刺激的な「未完成」は、、頻繁にライブで演奏も行っていました。

クレンペラーのR.シュトラウスの名演、『ドン・ファン』『サロメのヴェールの踊り』『ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら』は、意外なほどに各動機に表情をつけ、スケール大きな中にも、作品への共感を示すクレンペラーのアプローチが聴きごたえ十分な仕上がりとなっています。

クレンペラーは20世紀のクラシック音楽界の最も影響力のあった指揮者の一人で、旧EMIのプロデューサー、ウォルター・レッグの創設したフィルハーモニア管弦楽団を指揮して、オーストリア/ドイツのロマン派音楽に特化した夥しい録音を残した。本アルバムは序曲集としてウェーバー、フンパーディンク（「ヘンゼルとグレーテル」の『夢のパントマイム』を含む）、ワーグナーが愛して交響的編曲をしたグルック：「オーリードのイフィジェニー」序曲などを収録、1960年録音。  

深い洞察力で作品の持つ本質に鋭く迫る演奏。

クレンペラーのディスコグラフィのデジタル化。クレンペラーの音楽活動の最晩年期のハイドンの交響曲作品。1970 & 1971年録音。

クレンペラーのディスコグラフィのデジタル化。セレナードとバレンボイムとのピアノ協奏曲第25番の組み合わせによるモーツァルト録音。「第25番」はクレンペラーが旧EMIに唯一行った作品。1967年録音。  

ベートーヴェンの交響曲録音は、クレンペラーの代表作として知られるもので、序曲その他を含め、遅めのテンポで壮大な世界を構築したユニークな名演の数々を味わえます。クレンペラーのベートーヴェン演奏は、パート・バランスを常に適切に保つことで、情報量が非常に多いものになっているのが特徴であり、さらに目立った特質として、フレーズの形を完璧に維持し、拍も厳格に守ることで、独特の堅牢なスタイルを構築している点が挙げられます。

クレンペラーのディスコグラフィのデジタル化。驚くほどゆったりとしてテンポ設定により、史上最長の演奏時間の「第7」としてしられる名録音。1968年録音。