オーケストラ個々の技量がその音色にまで及ぶドビュッシー。さすがはラトル＆ベルリン・フィル、世界最高峰のサウンド！

卓越した現代録音で細部までわかるラトルの絶妙な解釈。オーケストラの響きも十二分に堪能できる。

ザビーネ・マイヤーのクラリネット、エマニュエル・パユのフルート、ベルリン・フィルと縁のある名手を揃えた名協奏曲集。

独自な解釈で議論をかもすラトルならではの《幻想交響曲》。聴けば聴くほど味わいや風味が出てくる演奏。

多彩な色彩と巧緻なリズム・フィギュアを表現するとラトルは当代随一。メシアンの世界が身近に感じられる圧倒的名演。

ドヴォルザーク晩年の交響詩集。奇をてらわず透明感をもって、さらりと水彩画のように描くラトルの指揮が曲の魅力を倍加。

合唱とオーケストラの見事な融合。20世紀後半以降、極めつけのなかったこの作品に、新たに加わった21世紀の名演。

余裕と貫禄のハイドン。卓越したオーケストラの技量をベースに、ラトルは落ち着いた演奏を展開。

未完の大作といわれる交響曲第9番の第4楽章を加えた演奏。これで作品の本質が明らかに、とラトルは語る。

ラトル／ウィーン・フィル初顔合わせの演奏。名門の美音をラトル風に生かす知性と美意識が迸るマーラー。

この上なくかわいい《くるみ割り人形》。最高の演奏家たちによる最高の解釈。児童コーラス「リベラ」の参加にも注目。

歴史的視点からブラームスを見据えた21世紀を代表する名演。ベルリン・フィルとの6年の歳月を経て熟成された、充実の全集。