「悲劇的」という副題を持つシューベルトの第4番はハ短調、シューマンの第4番はニ短調。

共にドイツ文化を象徴する、深く暗い森を舞台にした幻想的なドラマを音にした、ドイツ・ロマン派の神髄というべき交響曲です。この録音は、歴史的な研究に裏打ちされた演奏を主張するアーノンクールと、現代的な演奏機能を極めたベルリン・フィルとの初顔合せで、お互いが刺激し合った結果、緊張感に満ちた壮絶な演奏が生まれました。

録音：1995年 （ライヴ） DIGITAL

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮：ニコラウス・アーノンクール