2023年の生誕100年に先駆けてのマリア・カラスのディスコグラフィ・シリーズ 友情と果たし得ぬ愛との葛藤に満ちた「仮面舞踏会」でのカラスの圧倒的な熱演、ディ・ステファノ、ゴッビとの共演によるスカラ座録音、1956年録音。

カラスのディスコグラフィ・シリーズ ライヴでの公演は10代のアテネ時代に一度だけの経験が唯一であったが、ステファノ、パネライとともにセラフィン指揮のスカラ座を従えて絶頂期の歌唱を、イタリア・ヴェリスモ・オペラの傑作に録音した。1953年録音。2015年リマスター音源使用

カラスのキャリアで比較的早い時期に手掛けるチャンスの多かったヴェリズモ・オペラの人気作。ゴッビ、ステファノとの共演がこの名盤の価値をさらに高めています。ファム・ファタール（運命の女）としてのネッダ/コロンビーナへの嫉妬から彦起こされる悲劇を描いた傑作「道化師」、1954年録音。 オリジナル・マスターテープより、2014年24bit/96kHzリマスター音源使用  

マリア・カラスの成功は、その特別な声質とカリスマ的な表現力からもたらされたといえる。最高の男声イタリア歌手との二重唱が創造した「錬金術」ともいうべき瞬間はスカラ座を魅了した。ステファノ、コレッリ、タッカー、ゴッビとの感動的な二重唱集、1953-1965年録音。47トラック／2時間46分収録

マリア・カラスのパリ・デビュー公演は、当時としては大変珍しいテレビ中継まで行われる1958年の大イベントであった。パレ・ガルニエでのコンサートはパリ中の名士が集まったレセプションへと繋がった。コンサートは名イタリア・オペラからの抜粋で、「ノルマ」「トロヴァトーレ」そしてスカルピア役のティト・ゴッビとの共演の「トスカ～第2幕」が上演された。1958年録音。

フランス語で歌う機会は少なかったカラスが残したレガシー。プレートル指揮、ニコライ・ゲッダ（テノール）と共演した「カルメン」、プレートル指揮でのフランス作品リサイタル・アルバム、さらに「ラクメ」と「ディノーラ」のイタリア語版でのアリアなどを収録、1954-1964年録音。

カラスのロッシーニ作品の名唱集。フィレンツェでの「アルミーダ」ライヴ、ガヴァッツェーニ指揮の「イタリアのトルコ人（フィオリッラ）」、ガッリエラ/フィルハーモニア管での「セヴリャの理髪師」1957年録音など。共演者にはアルヴァ、ゴッビ、ゲッダなど、1952-1957年録音。

カラスのドニゼッティ・オペラからの名歌唱集。「ポリウート」からのパオリーナのアリア、「ルチア」や「アンナ・ボレーナ」の狂乱の場など、1957-1960年録音。

カラスが最も多くの歌唱機会を持ったと思われるヴェルディの名唱10作品、「アイーダ」役、「ヴィオレッタ」役などの代表的アリア、ディ・ステファノ、ゴッビとのデュエットも聞きもの。ワーナー(旧EMI)の正規音源です。1949-1964年録音。

カラスを象徴するベッリーニ曲のコレクション。オペラ「夢遊病の女」、カーネギーホール・ライヴでの「海賊」や「清教徒」からのアリア、そして代表作「ノルマ」からのアリアなどを収録。クリスタ・ルートヴィヒ、二コラ・ザッカリア、フランコ・コレッリなどが共演者として登場、1953-1960録音。  

マリア・カラスのプッチーニの名アリア、場面を収録。「ある晴れた日に～『蝶々夫人』」「わたしのお父さん～『ジャンニ・スキッキ』」など、共演者にはジュゼッペ・ディ・ステファノ（テノール）、アンナ・モッフォ（ソプラノ）、カルロ・ベルゴンツィ（テノール）など、指揮者にはカラヤン、セラフィン、プレートルなど。1954-1965年録音。