コープマンの、デリケートにうつろう色彩の変化を巧みに再現した、幸福この上ない演奏。この名盤が、180gアナログLP盤として初リリース。  

バッハの「マタイ受難曲」「ヨハネ受難曲」「マルコ受難曲（コープマン自身による再構成版による演奏）」からアリアのコレクション。トン・コープマン指揮によるアムステルダム・バロック・オーケストラ、クリストフ・プレガルディエン（テノール）、バルバラ・シュリック（ソプラノ）、クラウス・メルテンス（バス、バリトン）、ポール・アグニュー（テノール）などの歌手が参加。1992-1999年録音。

バッハの「マタイ受難曲」「ヨハネ受難曲」「マルコ受難曲（コープマン自身による再構成版による演奏）」から合唱作品のコレクション。トン・コープマン指揮によるアムステルダム・バロック合唱団、オランダ・バッハ協会合唱団、サクラメントスコール・ブレダの少年合唱団による演奏。1992-1999年録音。

コープマンの、デリケートにうつろう色彩の変化を巧みに再現した、幸福この上ない演奏 バッハ4大宗教曲の中でも、コープマンの柔和で朗らかなキャラクターに特に似合うのがこのクリスマス・オラトリオ。オランダ系古楽演奏の魅力のひとつに、しなやかで繊細な曲線的フォルムというものがありますが、コープマンのバッハの「マタイ受難曲」「ヨハネ受難曲」「ロ短調ミサ曲」（←3タイトルセットBOX：2564.673616）でもそうした特徴はプラスの方向に働いており、ともすると重くいかめしくなりがちな作品から、微妙に息づく美しいテクスチュアを紡ぎだすことに成功しているのがポイントです。録音も優秀で、オリジナル楽器オーケストラと合唱がつくる透明度高い音色の中、デリケートにうつろう色彩の変化を巧みに再現した、幸福この上ない演奏。 ドルビー・アトモス版を追加して再発売。

2022年9月（日付未詳）はアントワーヌ・フォルクレの生誕350年。ヴィオールの巨匠として知られるが、彼の名を高めたのは息子、ジャン=バティストによるチェンバロ編曲による、あるいはコープマンが示唆するように息子の夫人、マリー＝ローズの編曲なのかは音楽史研究者の間で決着はついていない。1990年録音。

オランダとドイツの代表的オルガンを使用してのバッハ作品シリーズの最終回アルバム。オランダ北部にあるオルガンを使用して、バッハと同時代の作曲家（ヴィヴァルディやザクセン=ヴァイマール公子〈ヨハン・エルンスト〉）の協奏曲や、「小さな和声の迷宮 」など独立した作品を収録、1999年録音。

使用されたオルガンはバロック初期の著名でオランダ最大規模を誇るもの。キルンベルガー・コレクションからコラール・プレリュード、ノイマイスター・プレリュードの全曲、コラール編曲などを収録、1998年録音。

コープマンのバッハ作品集シリーズ ドイツとオランダの美しいオルガン演奏の旅シリーズの今回は、「オルガン小曲集」とキルンベルガー・コレクションからのコラール・プレリュードを収録、オットーボイレン（ドイツ、バイエルン州）のスヴァビアン修道院内の向かい合った巨大2つのオルガンを使用。1998年録音。

コープマンのバッハ作品集シリーズ　 プレリュードとフーガ作品の他にパストラーレやペダル練習曲（コープマンの即興的なカデンツァを含む）をオランダのオルガン製作者、クリスティアン・メラーによるオルガンを使用しての1996年録音。

コープマンのバッハ、ディスコグラフィ・シリーズ　 バッハのドイツ・オルガン・ミサとクリスマス・ヒム『高き御空よりわれは来れり』変奏曲を収録。ジルバーマン製のオルガンでの演奏、1996年録音。

バッハのトリオ・ソナタや前奏曲とフーガ（ニ短調など）を収録。アープ・シュニットガー（北ドイツで最も影響力のあった17世紀のオルガン制作者）製のオルガンでの演奏、1995年録音。

「６つのシューブラー・コラール集」と「１８のライプツィヒ・コラール集」を収録、アムステルダム・バロック合唱団も参加、1994年録音